

まず話は今回2人が対談することになった経緯について。「僕を対談相手に選んで下さって本当にありがとうございます」と竹中さん。「僕、竹中さんとこういう形で一度お話ししたいなと思って。前、どこかのバーで会って、ラジオ的なものをやりたいという話をして今日に至りました。飲み屋で竹中さんに会った時に、竹中さんずっとブルース・リーのマネをしていて(笑)」と燃え殻さん。「初対面の人と話すのが恥ずかしいんです」と照れ笑いする竹中さん。

さらに話は、燃え殻さんが43歳で小説家になったきっかけについて。「僕、テレビの美術制作者として裏方で働きながら、ネットで短い文章を出したんです。それを見てスピードワゴンの小沢(一敬)さんとか新潮社の編集の方に小説書けばと。でも僕それまで、あんまり小説読んでなかったんです」と燃え殻さん。「それが関係ないですよ。運が良ければいい。『この人には小説が書ける』って一言がない限り、あなたは書いてないんだよ」と驚きの経歴に竹中さんも興奮気味。

その後、話は2人の作品について。「オチのある笑いとか俺はあまり興味ないので」と竹中さん。「人を笑わせようっていうより、くだらねえって世界がすごく好きで。だから‟変な人“って位置づけなのよ。だからこの場を何かしてくださいと求められることが多かった」。そんな俳優人生の中で、映画『ロケーション』の森崎東監督から掛けられた言葉に感涙したというエピソードも。「僕は友達も少ないし成功体験が少なかった。でも作品は自分のままでいいと言われた事を覚えています」と共感したエピソードが印象的。詳細はぜひ本編で。